芸能人

「不謹慎系ユーチューバー」が増加している!あえて「炎上」を狙う目的は?炎上商法に引っかからない賢いネットとの付き合い方

YouTube

女子プロレスラー・木村花さんの死を受けて、ネット上での誹謗中傷を含む「ネットいじめ」に人々の関心が集まっています。

木村さんの事件では、「一億総発信時代」とも呼ばれる現代において私たち1人1人の言葉が時に「凶器」となり得ることの恐ろしさを知らしめました。

そんな中、あえて「炎上させること」を目的に不謹慎・不道徳な動画を作成して公開する「不謹慎系ユーチューバー」が増え続けているという事実について報じたJCASTニュースの記事について、多くのコメントが寄せられています。

ネットで度々取り上げられる「炎上」ですが、あえてそれを仕掛ける目的とは?

この記事では、不謹慎系ユーチューバーが増加している背景やその問題点、あえて「炎上」を狙う心理についてご紹介しますので最後までお付き合いください。

「不謹慎系ユーチューバー」とはどんな人?

少し前ですが、小学生の女の子が行方不明になった事件がありました。

同じ年頃の子供を持つ身として関心があったのでニュースサイトをザッピングしていたところ、「○○さん(不明になった児童)を連れ出したのは私です」みたいなテロップの入ったYouTube動画を見つけて驚いた記憶があります。

それがいわゆる「不謹慎系ユーチューバー」であり、完全に「釣り」だ・・・ということを知らず思わず動画を見てしまったのですが、内容は根も葉もないデタラメ。

私のように信じて見てしまう人を狙った、度が過ぎた”いたずら”です。

みなさんも、一度はこういった動画にひっかったことがあるのではないでしょうか?

話題性の高いものだと、こんな動画があります。

(※視聴すると、その時点で彼らの収益になってしまいます。「そんな不謹慎なユーチューバーが儲かるのは納得できない!」という方は、再生せずスルーしてください)

「首里城を燃やしたのは僕です」

「岡江久美子の息子です」なんて動画もあり、物議を醸していました。

「あれ?岡江さんって息子さんいたっけ?」と疑問に思われた方もいたかもしれませんが、あの動画こそが不謹慎ユーチューバーであり、事実ではありません!

木村花さんの死去については 「プロレスラー木村花が死んでくれて祝杯」という動画も出ており、さすがに不謹慎極まりないです・・・。

炎上するのはわかっているはずなのに、なぜ?

こういった動画を投稿すれば、世間の批判を浴びるのは火を見るよりも明らかです。

それなのに、なぜ不謹慎系ユーチューバーは増えているのか。

その理由は、「再生数さえ増やせれば収益が発生する」から。

YouTubeのシステム上、仕方がないことなのですが、内容よりも「再生数」が勝敗を分ける世界なので、批判されようが炎上しようがとにかく見る人が食いついてくれさえすれば良いというわけです。

実際に、私も「なんだろう?」と気になって見てしまいました。

皮肉なことですが、筆者がこうして紹介していることも彼らの収益につながってしまっているんですよね。

彼らの多くは、「収益が得られれば良い」「実害がなければ気にしない」と語っていて、自分がしたことに対する罪悪感のようなものはあまり感じていないようです。

【不謹慎系ユーチューバーへの取材で語られた内容まとめ】

  • 始めたきっかけは、生活に刺激が欲しかったから
  • 当初はアイドルを応援する動画を投稿していたが、「全く数字が取れなかった」ため、不謹慎系にシフト
  • ユーチューブ側から動画を削除されて投稿制限がかかるなどトラブルもあったが、視聴数は伸び、チャンネル登録者数も比例して増えていった
  • 直近の収益は、5万円(20年2月)→7万円(3月)→13万円(4月)だった
  • やりがいを感じる瞬間は「再生数が多い動画を出せた時」、「収益をたくさんもらえた時」
  • 不謹慎な内容でもファンがいて、ファンとの交流やコミュニケーションでモチベーションアップする
  • ファンの属性は若い男性で、10代後半から20代前半の学生
  • このスタイルにこだわりはなく、未来に対して大きな目標はないがユーチューブだけで生活できるくらいにはなりたい

引用 https://news.yahoo.co.jp/articles/659df5f3f3cd64f4db2df3a9105a7f82936656cd?page=1

「YouTubeでお金を稼ぎたい」という夢はありつつも、ガツンと当たるようなテーマにはなかなか巡り合えない。

そこで、あえて人の好奇心を刺激するようなネタで「炎上」を狙って稼ごう!というわけですね。

これはこれで一種の「YouTubeドリーム」と言えるのかもしれませんが、、人の不幸の上に成り立つ成功などあり得るのでしょうか。

不謹慎系ユーチューバーはいずれ淘汰されていく

一部には、「こんな不謹慎な動画を許可して流している運営側にも問題があるのではないか」という指摘もありますが、これについて運営側の立場にある方々はこのように語っています。

「ジャンルとして成立しているというよりは、いろんな人がいるのである一定数そういう人たちが出てきても仕方ないという認識です」

「散発的にそのような動画が上がったとしても、継続性のあるクリエイティブを制作するのは難しいため、収益が上がらず、自然と淘汰されていくと思います」

(クリエイタープロダクション「BitStar」の清水裕プロダクションユニット長)
引用 https://news.yahoo.co.jp/articles/659df5f3f3cd64f4db2df3a9105a7f82936656cd?page=1

「コンテンツに関してはクリエーターならではの発想があるのでそれを尊重していきたいと考えています。ただ、世の中に発信した後に何か問題が起きてもよくないので、動画を上げた後に担当のバディ(マネージャー)が担当のクリエーターの動画をチェックする手はずをとっています」

(UUUM 市川義典取締役)
引用 https://news.yahoo.co.jp/articles/659df5f3f3cd64f4db2df3a9105a7f82936656cd?page=1

清水氏も指摘しているように、こういった炎上動画の多くは「クオリティ」の面では決して評価できるようなものではありません。

「不謹慎系」「炎上系」といった動画ジャンルがあるんだ・・・ということを知らずに見る人がいるから再生回数が稼げているだけで、こういったジャンルがあるということが広く知られるようになれば徐々に淘汰されていくことでしょう。

みなさんが、「人の不幸で稼ぐなんて許せない!」と思うのであれば、「動画を再生しないこと」が一番ですね。

また、「こんなのがあるんだよー」と友達に拡散したりしなければ、再生回数も抑えられていくでしょうし不謹慎系ユーチューバーの増加も抑止することができるでしょう。

ネットの声は?

「不謹慎系ユーチューバーが増えている」というニュースについて、ネットではどのような声が上がっているでしょうか。(Yahoo!ニュース コメント欄より引用)

こういうのってどこかでルールを作ることをしないとエスカレートするだけだと思う。
アメリカとかだと名誉毀損やルール違反に対しての訴訟対象にもなるんじゃないの?
てれびもsnsもYouTubeもきちんとしたルール作りと破った場合の対処をするべき。
じゃないと、コロナの自粛と自粛警察と同じで結局人々の意識頼みと同じ。そしてお互いに過剰に取り締まり、こうげきをする。本来利用者がやることじゃないよね。
ルールを作って守らせるまでが、提供する側の仕事で、それを守らない人に強く言えるのが提供する側なのだからやっぱり対処すべき。守れない人は排除もしくは、適切な法対処をすべき。会社への損害を与える存在として。
結局、Youtubeは中もを集めて如何にチャンネル登録者数を稼ぐかが肝だからなぁ。
1000人を超えると動画に広告が付いて収入が入るはず。

登録者を集めるためには手段を選ばないってことですかね。
こういった非人道的な手法で登録者を集めても、将来的には長続きしないと思うんですが。

一番いいのはこういった手法の動画は広告の対象外になりますと
Google側が声明を出して、実際にBANも含めて取り締まることですね。
お金が入らなきゃ、少なくともお金目的でやってる放送主は激減するでしょう。
単に自分の愉悦でやってるような人間は残るでしょうが。

某風呂場で木村花さんが祝杯挙げていた動画に対して帽子叩き付けの人が潰す会結成動画上げていましたが、その帽子叩き付けの人も以前岡江久美子さんの息子云々やったりとこの界隈の不謹慎さは目に余るものがあります。
自分の動画再生数稼ぎのために亡くなられた方を道具に使う人たちは永久的にネット環境を取り上げる法整備が必要と思います。こんなのは言論の自由でも表現の自由でもありませんよ。

まとめ

以上、不謹慎系ユーチューバーが増加している背景や、炎上を仕掛ける心理や目的についてご紹介してきました。

ポイントを整理します。

  • 他人の不幸などをネタにして動画を作り、その再生回数を伸ばすことで収益を稼ぐ「不謹慎系ユーチューバー」が増加している
  • 炎上すると収益も増えるため、罪悪感はほぼ感じていない
  • 不謹慎な投稿を減らすには、一人一人の「再生しない」「過度に反応しない」といった心がけが大事

ネットの炎上についてはこんな興味深い情報もあります。

  • ネットの炎上に加担しているのは、ユーザー全体の約0.5%に過ぎない
  • マスメディアが過度に取り上げて煽っていることも炎上の一因
  • いわゆる「引きこもり」といったタイプの人よりも、高収入で高い地位にある人が炎上に加担しているケースが多い

引用 https://business.nikkei.com/atcl/report/16/120900091/121200003/?P=3

ネットのニュースなどで取り上げられているとつい気になってその動画をクリックしてしまったりすることもありますが、それでは”仕掛け人”の思うつぼ。

今後は、

「これは、誰が・どんな目的で取り上げているニュースなんだろうか?」

「なんかすごく扇情的なキャッチだけど、中身はたいしたことないのかも?本当に開いて見る価値はあるんだろうか?

と一瞬立ち止まって考えてみることが大事ですね。

最後まで読んでくださりありがとうございました!